卓話「地域の犯罪と外国人の関わり」
講師 滋賀県警察本部生活安全部参事官 小椋正清 氏
昨今、海外からの出稼ぎ労働者の増加とともに、窃盗や車上狙いなどの外国人による犯罪が増加しつつあります。長浜においても総人口の5%(3000人)が外国人です。ブラジル人、中国人が多く在住しています。
レストランやスーパー等日常生活でも日本語以外の言葉をよく耳にするようになりました。労働者として正規の職に就き、住民税を納めて生活している人が大部分ですが、言葉や習慣の違いから些細な事で地域住民とのトラブルが起き、孤立し、ひいては犯罪へと結びついていく例もあるようです。例えば朝晩の挨拶やゴミ出しのルール等、私たち住民も気軽に声をかけて、子どもに説明するように気長に大きな心で接して、彼らの暮らしに手を差し伸べてあげてはいかがでしょうか。賢い共存を考えていきましょう。
国際親善と理解活動委員会