「さくら寮」卒業式に出席しました。

NPO法人「日本ネパール女性教育協会」がネパールに「おなご先生」を育てようと立ち上げた「里親資金制度」を、SI長浜は発足当初より支援してまいりました。この度初めての卒業生10名が「さくら寮」より巣立つこととなり会員3名が里親代表としてネパールのポカラに行ってまいりました。

ネパールは世界で最も識字率が低い国の一つで、とくに女性の識字率は20~30%です。この国では女児は幼い頃から牛の世話や幼い弟妹の世話などの労働に従事し、教育を受けるチャンスのないまま一生を過ごします。女児を学校に通わせるには教育に熱心な「おなご先生」が必要です。5月29日の卒業式には「日本ネパール女性教育協会」の山下康子理事長ご夫妻、水野達夫駐ネパール日本大使、ケダール・マテナ元駐日ネパール大使夫妻をはじめ多数の関係者が出席して行われました。彼女達の通ったカニヤ・キャンパス・ポカラの校長先生より卒業生一人一人に卒業証書が手渡されました。卒業にあたり、それぞれが故郷に戻り立派な先生になる硬い決意をのべました。出発の時、会員より託されたハンカチやアクセサリー、鉛筆などは、在校生も含め20個のプレゼントの袋をつくりそれぞれに手渡して喜ばれました。SI長浜は卒業生のこれから3年間の生活費も支援します。