卓話「長浜の街づくりの経過と夢」 

講師  長浜商工会議所理事  吉井 茂人氏

時代の変化とともに、客足の遠のいた長浜の商店街を、市の行政や地域住民が一丸となって、いかにして年間300万人の観光客が訪れる湖北随一の観光スポットに変化させていったか、また更なる発展のためにはどうするべきかと言う事など有意義なお話を伺いました。中央の大都市に比べ地方の小都市の低迷が著しい昨今、全国各地で「街おこし」運動が行われていますが、長浜は「街おこし」に成功した数少ない例として、2001年には街づくり第一位としてマスコミにも取り上げられました。市政40周年に長浜城を復元したことをきっかけとし、“まち全体を博物館のように魅力あるコトやモノで覆い、個性ある美しいまちとして住んでいこう”とする「博物館都市構想」が成功したと言えるでしょう。 これは長浜が誇る「曳山文化」をはじめ様々な文化とまちへの人々の愛着と、時代の変化に敏感に対応する長浜人気質が脈々と受け継がれてきた証でもあるのです。

経済的社会的開発委員会